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◆木村大作監督、チネチッタに来場!
3/28(金)チネチッタにて『劔岳 点の記』の試写会が実施され、木村大作監督が来場、映画に関して詳しくお話を伺いました!!
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キャメラマンだからすごい映像が撮れるわけじゃない――――
映像というものは、技術があれば良いものが撮れるというわけではない。
本当に良いものを撮るためには忍耐・精神力が必要なんだよ。
俳優さん、スタッフ、全員の頑張りがあったからこその映像であり、
だからこそ、人の心に残る映像が撮れるというものだ。
技術でいいものが撮れるキャメラマンというのはたいしたことのないキャメラマンだ。
例えば、片道9時間かけて現場へ行き、2カットのみ撮って帰ってくるという
非常に非効率的なことをしている。
それは、明治40年に柴崎芳太郎が歩いた道を季節もほとんど同じくして、追体験をしながら歩いた。
だから、俳優さんたちは大自然を前に自然な演技ができる。
そこに演出はない。
最大の演出は本物の場所に本物の俳優さんを連れて行ったことなんだ。
他にも、台本では1行のものを1週間待って撮った。
初雪のシーンでは初雪が降ってくるのを10日待った。
自然は忍耐強く待って撮ることが最良の方法だと知っているから。
運よく撮れたなんていうカットはないんだ。
なぜ、こんなにも非効率なことをやるのか?
それは、コダワリなんだよね。
こんなに時間をかけて撮るような映画は世界中で初めてだよ!
非常にアナログであるけれども、それが新しい。
今の映画は、こだわっていない。どんどん楽な方向へ向っている。
CGとはコンピューター上で作りこんだもの。
そういう事はいっさいやっていないから、素直に本物だと思って観てほしい。
今の日本人は、すべての事に対して疑って入るところがいけない。
日本人もずいぶん考え方が落ちたと思うよ。
山に200日間篭って、何をごまかす必要がある?
本当に非効率的な方法だけれども
それをやったときに「うわっ!」という神々しい自然の姿が現れるものだ。
究極のリアリティをもとめて――――
俳優さんも俺も山登りの経験などなかった。
けれども、撮影をする為に、実際に山登りを経験することによって
それが演技にも出てきている。
顔色を変えずにシーンと登っている俳優さんこそリアリティなんだ。
苦しい顔をするというのはくだらない日本映画での表現だ。
最近の日本のドラマというのは非常にナンセンスだ。
映画を作るときには馬鹿馬鹿しく誰かを死なせたりして泣かせようとしている。
俺はそんな映画を観たいと思わない。
そういう映画を観て感動するというのは、本人も低レベルにいるということなんじゃないかな。
この映画はそいうレベルの映画ではないんだ。
すべてを見通した大阪の女学生――――
大阪の女学生はこの映画をすべて見通していた。
その女学生の感想というのは、こうだ。
「私達の年齢で、こういう映画を観れた事に誇りを持ちます。
これから社会に出て、どう生きていったらいいのかを、示唆してくました。
職業に対して、真摯に、一生懸命、仕事をしていくことの大切さ、
自分の利や名誉・格好良く生きようとする前に、与えられた仕事に
一生懸命立ち向うことで、その先が開けるんだということを
この映画で教えられました。
“誰かが行かねば道は出来ない”その通りだと思います。」
その通りなんだ。
「何をしたかではなく、何の為にするかが大事なんだ」
歴史はどう生きるべきか、という言葉を残している。
それらを引用して、この映画にメッセージ込めたんだ。
自家用車にペイントをして、47都道府県を巡り宣伝活動をしている監督。
なぜ、この様なことを行なっているのか?――――
自分の言葉で全国を巡って、何とかしてこの思いを伝えたい。
より多くの人に映画を観てもらいたい、そう思ったらこういう結果になっていた。
試写会に来ていただいた方からどんどん広げていってほしい。
この映画を作り始めたときから、
「考える」「企画」「制作」「売る」「宣伝」「営業」映画に関わることをすべてを
やってみようと心に決めていたんだ!!
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映画に対する熱い熱い思いを、本当に大きな声で力説していただきました。
究極の本物にこだわり抜いた映画を、チネチッタでご覧下さい!
公開日は6/20(土)!!
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